日本科学振興協会 年次大会2023

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多彩なステージ企画とシアター企画

こちらでは、市民の方が楽しめるステージ企画とシアター企画について、まとめてご紹介します。

ステージ企画(多数)は、 ステージでのピッチコンテンストやトークイベントなどの企画で、秋葉原UDXの2階ステージで行います。
シアター企画(2企画)は、10/8(日)午後に予定されている映画上映とそれに続くトークセッションで、4階シアターで開催します。

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ステージ 10/7(土)11:00-12:30 エンターテイメントによるヘルスケアの新たな可能性

アニメ・漫画・ゲームなどの日本のエンターテイメントをメンタルケアに活かす「アニメ療法」で注目を集めるパントー・フランチェスコ医師と、今年7月に配信を開始した睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープ」の開発担当者にて、エンタメによるヘルスケアという新しい可能性について、パネルディスカッションを実施します。

寺田佑貴(株式会社ポケモン・プラットフォーム戦略部・マネージャー)、パントー・フランチェスコ(慶應義塾大学・精神神経科学科;精神科医)

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ステージ 10/7(土)15:00-16:30 BEAST GENSEKI2023 –科学輝く- 

BEASTとは、Society with Art and Scienceをキャッチフレーズとした大学院生を中心としたサイエンスと社会を結ぶ団体です。分野・学年を超えて選出された学生が、自身の研究を3分間で発表。研究の魅力や情熱、オリジナリティの溢れる発表をお楽しみに。BEASTは”Society with Art and Science”のミッションのもと、学部生から博士学生、文系から理系まで、学年・大学・学んでいることも違う学生が集っています団体です。GENSEKIは、文理・学年を超えて選出された学生が、自身の研究を3分間で発表するピッチコンテストで、今回のコンセプトは「科学輝く」、研究を頑張っている学生がステージでキラキラ輝く、研究者の原石がGENSEKIを通して磨かれた宝石として輝いてほしいという意味を込めました。輝いていたかどうかを基準に審査が行われ、賞金30万円が授与されます。原石たちが光り輝くピッチをお楽しみください!

* BEASTでは、GENSEKIのほかにも異分野交流の促進を行っているSCICや自由研究アイデアコンテストのSHITEN、博士のキャリアを考えるCareer yell  かえ〜るなどのプロジェクトを実施しています。

大学院生を中心とした若手研究者(詳細はWEBサイトをご覧ください。)

 

ステージ 10/7(土)17:00-18:30 おどり × 科学阿波踊り体操とスローエアロビックで身心の活力増進- 

音楽にあわせた「おどり(踊り)や軽運動」は見ているだけでからだがムズムズします。きっとからだに良いはずです。この企画では、からだ作りをめざした「阿波踊り体操」と、快適な気分をめざした「スローエアロビック」の2つの運動プログラムを実演しながら、「ノリノリのリズム」と「楽しく心地よい軽運動」がどうからだと心を刺激し健康につながるかを議論します。おどらにゃ、損です!皆さま、ぜひ奮ってご参加ください。

田中俊夫(徳島大学・人と地域共創センター・教授/センター長)、征矢英昭(筑波大学・体育系・教授)、知念かおる(日本エアロビクス連盟理事)、諏訪部和也(流通経済大学)、七條大作(徳島大学 人と地域共創センター公認 阿波踊り体操リーダー)、越後巧(横浜阿波おどりプロジェクト・会長;藤棚連・連長)、諏訪智巳(東北大学・多元物質科学研究所・大学院生)

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ステージ 10/8(日)10:00-13:00 【学生の研究アイデアの祭典】学生アイデアファクトリー2023:ファイナルプレゼンテーション 

学生の研究アイデアの祭典「学生アイデアファクトリー」は学部生が抱く科学への夢、自由な発想、独創的な研究アイデアを発掘し、それを開花させるプロジェクトです。    ファイナルプレゼンテーションでは、全国から集まった30名の学生が、自らの独創的な研究アイデアを披露します。30名の学生全員がポスター発表を行い、さらに選抜した8名が、ステージ上でプレゼンテーションし、そのアイデアを紹介します。最も優れた研究アイデアにはJAAS賞など、5万円から30万円の賞金が授与される予定です。    ここには単なる発表の枠を越えた価値が存在します。学生アイデアファクトリーのハイライトとして、自主研究に情熱を注ぐ学生たちが、夢を共有し、共感を広げ、未来を共に築くための特別なイベントです。アイデアを磨き上げるために意見を交換し、異なる視点から新たな刺激を受け、新たなネットワークが芽生えます。    未来の科学者の活躍がここから始まります。学生のアイデアが「日本の科学をもっと元気に。」する瞬間に、ぜひ立ち会いましょう!
※企業におけるイノベーションの仕掛人お二人をゲストにお迎えし「イノベーションの新機軸?」をテーマにスペシャルトークセッションも開催します!

自主研究に取り組む大学生30名
司会:原山優子(日本科学振興協会・代表理事)、深澤知憲(日本科学振興協会・副代表理事)
ゲストスピーカー:上田哲郎(日産自動車株式会社・総合研究所 モビリティ&AI研究所・エキスパートリーダー)、田村圭(アマゾンウェブサービスジャパン合同会社・パブリックセクター・事業開発マネージャー(Startup))

関連 Web サイト:https://si-fa.net

 

ステージ 10/8(日)13:30-15:00 博士アイドル化計画 最終オーディション 

「博士アイドル化計画」は、博士や博士学生の任期付きアイドルグループの設立を目指す企画です。「メンバー全員博士号持ちのアイドルグループPhD48を作ろう」とSNS上でこぼした発言が反響を呼び開始した企画ですが、現在は全国の有志の学生・研究者によって運営されています。この案内をご覧になった皆さまの中には、学問や研究と聞いて何か小難しく自分とは縁のないものと思われている方も多いのではないでしょうか。この企画では、研究者達の多彩な個性を発信することで、そんな方々にも学術研究を身近に感じてもらうことが目的です。研究者達の存在そのものの魅力を広く届けることで「この国にこんな面白い研究者達がいて、実はその人達がこんな面白い研究をしてるらしい」と、学術研究を知っていただくきっかけを提供したいです。総勢約100名の応募者の中から一次審査・二次審査を通過した9名が最終オーディションに挑みます。

Mt.Guchi(大阪大学・大学院情報科学研究科 情報ネットワーク学専攻 渡辺研究室・博士2年)、櫻井亮輔(東京大学・大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻・博士3年)、けこ(中央大学・理工学部精密機械工学科 熱流体工学研究室・准教授)、つもいよろず(東京大学・情報理工学系研究科・博士3年)、リコット(東京大学・大学院理学系研究科 天文学専攻・博士3年)、高田亮介(東京大学・大学院総合文化研究科 広域科学専攻・博士2年)、ちさき(大阪大学・助教)、TAKUMI.S(慶應義塾大学・政策・メディア研究科・博士3年)、わっか(東京学芸大学・大学院連合学校教育学研究科 学校教育学専攻・博士2年)

関連 Web サイト:http://phd-idol-project.com

 

ステージ 10/8(日)15:30-17:00 クラファンで日本の科学をもっと元気に!「60年間の謎に挑む:三毛猫遺伝子探索プロジェクト」、他 

先日、国立科学博物館のクラウドファンディングが話題となりました。近年、大学などアカデミアの研究予算においても、クラウドファンディングは注目され始めており、科学振興での新たなさまざまなポテンシャルが期待されています。たとえば、「市民を含むさまざまなステークホルダーに向けて、自身の研究をより身近に伝えることができる新たな科学コミュニケーション方法となる」や「研究活動という営みを広く世間に説明し、理解を促すことで日本の科学技術の信頼を構築する」ということが考えられます。このステージ企画では、クラウドファンディングを活用して、斬新な研究を展開している複数の研究者が、現在取り組んでいる問題および自身の研究の魅力について、ピッチによる紹介を行います。

関連 Web サイト:https://readyfor.jp/projects/calico60/announcements/288119

 

ステージ 10/8(日)17:2018:30 企業と科学とSFの創発的関係? 〜企業経営者の視点から科学技術とSFに期待すること 

産業生態系を覆す事態が次々と起こり、あらゆる面でイノベーションが求められている。
その中で企業は、一方で「学」特に科学技術研究開発者の「科学知・工学知」との協働を進め、他方で「民」、特にSF作家等のクリエータの「想像力・創造力」に期待を寄せ、産学官公民連携による新たな世界づくりを加速している。
そこで、自動車部品の世界的大手である(株)デンソーの有馬浩二会長をお招きした。有馬氏は、かつてSF作家とのコラボによる『未来製作所』(幻冬舎)を仕掛けるなど、「モノづくりとモノがたりの融合と創発」に大きな関心をお持ちの方だ。妹尾堅一郎(産学連携推進機構理事長)とのカジュアルなトークセッションに乞うご期待!

 

シアター 10/8(日)13:00-14:39 映画上映「NO LIMIT, YOUR LIFE

主演:武藤将胤(一般社団法人WITH ALS代表)、ナレーション:石原さとみ

ドキュメンタリー映画「NO LIMIT, YOUR LIFE」を上映します(入場料:1000円/人)。

主演の武藤将胤さんには、上映後に実施されるトークイベント「未来の身体性〜テクノロジーと私たちの多様な付き合い方〜」にご参加いただきます。
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2021年8月、東京パラリンピック開会式。車いすの少女が演じる「片翼の小さな飛行機」の物語で、ド派手な衣装をまとい、ギタリスト布袋寅泰らを乗せたデコトラの運転席に座りパフォーマンスを繰り広げた武藤将胤(むとうまさたね)。全ての人が自分らしさを表現し、生き続けられる「BORDERLESSな生き方」を世界へ発信した。大学を盛り上げるイベントに明け暮れた学生時代。口癖は「クレージーに行こうぜ!」。社会を明るくするアイデアを形にしたい、その夢を叶えるため大手広告会社に就職。広告プランナーとなり順風満帆の人生が続くと思っていた。妻・木綿子(ゆうこ)と初めて会った日、手の震えが始まっていた。27歳の時、全身の筋肉が徐々に動かせなくなる進行性の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断。「俺の人生は終わるのか—」絶望しかけたその時浮かんだのは、患者たちの未来を明るくするアイデアを形にする事。病気の啓発と、最新テクノロジーを使った活動を開始した。武藤将胤の限界なき挑戦の舞台裏に密着した、ヒューマンドキュメンタリー。

関連 Web サイト:https://www.masatane.toeiad.co.jp

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12:30 ~受付開始 ※入口で【映画入場券1000円】をご購入下さい。

13:00 ~上映   ※上映時間 99分
14:39 ~終了   ※次のトークイベント(15:00から)参加の方は、そのままお席でお待ち下さい。

 

シアター 10/8(日)15:00-16:00 未来の身体性〜テクノロジーと私たちの多様な付き合い方〜

「人間」という言葉を聞いたとき、何の姿が頭に浮かびますか?この質問に対する答えは、現在と未来で大きく異なるかもしれません。なぜなら、身体に関するテクノロジーが急速に進化しているからです。身体拡張、ニューロテクノロジー、そしてそれを支えるAIや認知科学など多様な研究が進んでいます。これらの技術は、いずれ社会や人々の生活を根本的に変える可能性があります。しかし、科学技術が進歩するだけで本当に私たちは幸せになれるのでしょうか?このイベントでは、先端のテクノロジーで生まれる未来の身体性をテーマに、研究者やゲストと共に、多様な価値観をもと、テクノロジーとの多様な付き合い方について話し合います。

金井良太((株)アラヤ・CEO; 内閣府ムーンショット事業・プロジェクトマネージャー)、宮田龍((株)アラヤ・サイエンスコミュニケーター)、Nathan Copeland(ニューロテクノロジーコンサルタント)、武藤将胤(一般社団法人WITH ALS代表; COMMUNICATION CREATOR; EYE VDJ)

※Nathan氏は英語にてお話されます。同時通訳サービス(無料)をご希望の方は、こちらからPeatixにてチケットの事前予約を行ってください。なお、シアター企画(映画、トークセッション)につきましては、Zoom等による同時配信は実施されない予定です。

 

ステージ 10/9(月・祝)10:00-11:30 最前線の若手研究者と考える2040年の未来 

一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会を目指すために、イノベーションを通じた新たな価値・考え方・知識の創出が求められています。科学・学術はイノベーションの源泉であり、その貢献が強く求められていますが、我が国にはイノベーションの創出を阻む多くの問題があります。この企画では、人文・社会科学・自然科学の若手研究者が分野を越えて結集した日本学術会議若手アカデミーのメンバーが、あまり知られていない研究の最前線や研究者のしごとについて紹介します。その上で、2040年の未来を見据えて、我が国のイノベーション創出を科学・学術の立場からいかに支えることができるか、参加者のみなさまとともに考えていきます。

小野悠(豊橋技術科学大学・准教授;日本学術会議若手アカデミー・幹事)、岩崎渉(東京大学・教授;日本学術会議若手アカデミー・代表)、川口慎介(海洋研究開発機構・主任研究員;日本学術会議若手アカデミー・会員)、髙瀨堅吉(中央大学・教授;日本学術会議若手アカデミー・会員)、安田仁奈(東京大学・教授;日本学術会議若手アカデミー・副代表)、東尾奈々(宇宙航空研究開発機構)、佐伯 恵太(俳優;サイエンスコミュニケーター)

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ステージ 10/9(月・祝)11:45-13:15 Vtuberと科学コミュニケーションの可能性 

Vtuber×科学コミュニケーション !? まるでアニメキャラクターのようなアバターを持つVtuber(バーチャルYoutuber)は、日本だけでなく、世界中の若者たちに支持されている。ゲーム実況やアイドル活動が注目されがちなVtuberだが、実は真面目な科学教育活動にVtuberを使ってみよう、という動きがある。専門家がVtuberのアバターを使って教育普及を行うことで、普段科学技術への関心が高くない人たちにもアプローチできる可能性があるからだ。
今回のシンポジウムでは、学術系のVtuberとして既に活動している専門家数人と、全くVtuber活動をしたことの無い専門家で、アバターの作り方から、実際にそれを使ってもらうところまでを体験してもらい、教育現場でのVtuberの可能性について考えて行く。果たして、Vtuberは科学と共に歩むことができるのだろうか?

座長:白亜マウル(Vtuber;古生物学)
演者:ロバート・ジェンキンズ(金沢大学;古生物学)、メルクリウス・リッチランド(Vtuber;計算機工学)、KIWAMU(Vtuber;産業エコロジー)

白亜マウルの古生物チャンネル youtube.com/@maul_hakua  ロバート・ジェンキンズ youtube.com/@jenkinslab.pa  める研究室 youtube.com/@mercurius_ric  KIWAMU youtube.com/@AMUGINE

 

ステージ 10/9(月・祝)13:40-15:30 科学者とクリエーターの妄想的関係?〜先端科学とコンテンツの相互交流がイノベーションを招く〜 

サイエンスは作家の想像力を刺激し、コンテンツは研究者の創造力を刺激する!
多くの科学者は、幼少の時から様々なSF作品や科学啓発番組に感銘を受けて、それらに描かれた夢を実現しようと試みる。コンテンツ作家やプロデューサの多くは、科学的事象や知見を起点に多くの妄想を豊かに描く。
では実際、科学者とクリエータの“妄想的な関係”は、どのようなものなのだろうか、どのようなことになりうるのだろうか。
本パネルセッションでは、どのようにお互いを刺激すれば「創造力豊かな、価値ある創発的関係」になりうるのかを語り合いたい。皆さんも、大いにその道筋に関わる妄想を楽しんでください!

パネリスト:安野貴博(SF作家;第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞/第六回星新一賞優秀賞受賞)、田中孔一(株式会社NHKエンタープライズ・シニア・プロデューサー;ヒット番組「ヒューマニエンス」等の科学番組を担当)、北原秀治(日本科学振興協会・代表理事;東京女子医科大学)
モデレータ:妹尾堅一郎(特定非営利活動法人産学連携推進機構・理事長)

関連 Web サイト:https://sfwj.jp/member-list/takahiro-anno/

誰でも楽しめるハンズオン企画

 

(2023.9.22, 更新2023.10.2)

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