日本科学振興協会 年次大会2023

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10/10(火)からのオンライン企画

こちらでは、10/10(火)から10/13(金)でのオンラインのみ企画(Zoomによる)をご紹介します。事前登録された方には、オンラインアクセス先をお知らせします。

オンライン企画へのご登録

また、同期間、オンラインポスターの掲示(説明、質疑応答など)も行います。オンラインポスターの掲示(見るだけ)はONLINE CONFで常時行っています。また発表者による口頭での説明・質疑応答はZoomのブレークアウトルームで行い、時間は17:30-21:00(待機をお願いしているコアタイムは17:30-18:30および20:00-21:00、ポスター発表により日程が異なります。ONLINE CONFのご利用が便利です)となっています。

10/13(金曜)の19:00から全体の閉会イベントが予定されています。

 

オンライン 10/10(火)15:00-16:00 日本のアントレプレナーシップ教育への提言

我が国におけるアントレプレナーシップ教育の実施はこれまでのところ限定的である。アントレプレナーシップ教育の重要性を踏まえ、本パネルディスカッションでは、今後日本が取るべきアクションや方向性に関して、海外との比較や事例を交えながら、提言していきたい。国内におけるアントレプレナーシップ教育の現状の取組をお伝えさせていただくと共に、アントレプレナーシップ教育の先生方を交えて、今後、日本においてアントレプレナーシップ教育を軸としたイノベーション・エコシステムを形成する上で、取り組むべき施策の方向性を具体的に議論する。

座長:森本陽介(Deloitte Tohmatsu Science and Technology;有限責任監査法人トーマツ・リスクアドバイザリー事業本部 ガバメント&パブリックサービシーズ・シニアマネジャー)

登壇者:後藤燿(Deloitte Tohmatsu Science and Technology;デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社・シニアアナリスト)

討論者:山口栄一(京都大学・名誉教授)

 

オンライン 10/10(火)17:00-18:30 ライフサイエンスにおける研究公正を考える

競争的資金の申請の際の条件となることから、研究倫理のe-ラーニングは研究者にとって馴染み深いものとなっています。一方で、研究不正事件はコンスタントに発覚しています。AIを利用した架空の論文を販売する論文工場(Paper Mill)の登場は、研究公正の推進の将来に暗い影を投げかけるものかもしれません。ここでは、JST-RISTEXの「ライフサイエンスにおける誠実さの概念を共有するための指針の構築」プロジェクト(田中智之代表)において実施されたwebアンケートの結果を紹介し、研究環境をどのように変えていけば良いのかについて議論します。

パネリスト:標葉隆馬(大阪大学)、吉田秀郎(兵庫県立大学)。

モデレーター:田中智之(京都薬科大学)

 

オンライン 10/10(火)19:30-21:00 留学する?しない? ~海外で研究するとは~(JAAS x 文科省 トビタテ!留学JAPAN 共同企画)

将来研究者を目指す方(とくに修士課程・博士課程の学生さん)や、すでに研究活動に励んでいる方々は、誰でも一度は海外への研究留学を考えたことがあるのではないでしょうか。一方、昨今のパンデミックや世界情勢の悪化などをふまえ、留学に対して漠然と不安を感じている方も少なからずいらっしゃるかもしれません。この企画では、文部科学省トビタテ!留学JAPANの中谷氏より、留学を取り巻く最新の情報や文部科学省の留学支援プログラムについてご紹介いただきます。また、海外での研究経験を有する複数の演者をお招きし、これから海外留学を目指す方々にとって生きた情報をご提供したいと考えています(各国の研究風潮の違いや失敗談などを含む)。本企画を通じて、世界を目指し・世界に通ずる科学人材が少しでも増えることを願っています。

演者:中谷 裕次(文部科学省・トビタテ!留学JAPAN・CCO(チーフ・コミュニティ・オフィサー)) 、大津留香織(台南應用科技大學)、重宗宏毅(芝浦工業大学)、若宮健(東京都立大学) 

座長:太田 航(横浜市立大学・医学部・助教;日本科学振興協会・理事)

 

オンライン 10/11(水)15:00-17:00 科学をめぐる冒険

急速な発展を遂げつつある人口知能が、どんな人よりも高い能力を持つ時代。そんな時代に、教育、科学、そして社会はこのままでよいのか。好奇心を原動力に、既存の常識を壊し、新しい世界を切り拓いていこう。『 冒険の書 AI時代のアンラーニング 』の著者で起業家の孫泰蔵氏と、オートファジー研究の第一人者で『LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義』の著者の吉森保教授が、これからの科学のあり方について語ります。

孫泰蔵(起業家、投資家)、吉森保(大阪大学・生命機能研究科・教授)

特設ブログ

 

オンライン 10/11(水)18:00-19:30 科学とイノベーションをつなぐ(研究・イノベーション学会-JAAS 合同シンポジウム)

研究・イノベーション学会は、前身の研究・技術計画学会より38年にわたり、科学技術をいかに経済・社会・文化の発展に役立てイノベーション創出につなげるか、そのためのマネジメントについて考えてきた。一方でJAASは、科学の振興を目的として設立された。「日本の科学を、もっと元気に」の旗の下、その会員構成は職業研究者に限らず広いが、基礎研究に携わる研究者も比較的多いという特徴を持つ。そこで、本シンポジウムでは、この両団体をつなぎ、いつの日かもっと元気になった日本の科学をいかにしてイノベーションにつなげていくかを議論する。日頃、基礎研究に携わる研究者としては、すぐ役に立たない科学へも理解を求めたいという思いがあることは否めない。一方で、「科学を元気に」するための投資に広く支持をいただくためには、経済・社会の発展に役立てる観点も不可欠である。本シンポジウムでは、その両極の現場で、基礎研究に携わる研究者とイノベーション創出のためのマネジメントに携わるスタッフとの議論を通じて、科学を起点に、日本のイノベーション、日本の経済・社会・文化も元気にするための方策を考える。

手嶋達也(日立製作所 中央研究所企画室 主任研究員)、明谷早映子(東京大学 大学院医学系研究科 プリンシパルURA)、小野悠(豊橋技術科学大学 建築・都市システム学系 准教授)、田中智之(京都薬科大学 病態薬科学系 教授)、小沼良直(未来工学研究所・研究参与)

 

オンライン 10/11(水)20:00-21:00 「ChatGPTの支援により科学詩を作ってみよう!」(科学詩研究会)

科学者と市民の科学コミュニケーションツールのひとつとして科学論文をもとにChatGPTの支援による科学詩(論文詩)の作成について実演します。

下記の手順でオンライン開催(1回60分程度を期間中3回程度)します。 

1.参加者のうちから論文著者に論文のタイトルをチャットで発言していただき、それをもとにChatGPTの支援(たとえば、ChatGPTサイトの「Send a message」に「タイトル(テキスト)をもとに詩を作って」)により論文詩を作成することで、異分野間の理解を深めます。(40分)

2.作成された論文詩をもとに参加者全員で感想を述べ合います。(10分)

3.質疑応答と「論文詩文学賞」の内容説明と募集をおこないます。(10分)

司会進行:多田満

 

オンライン 10/12(木)15:30~17:00 心と脳に対する革新的医療技術開発の最前線:AIが拓く精神・神経疾患治療の未来

近年、脳科学の発展や人工知能(AI)技術の発展から、これらを結びつける研究も盛んに行われています。本シンポジウムでは、精神疾患、神経疾患分野でAIを活用し治療に役立てようとする研究者が集まり、その最新の研究成果を発表すると同時に、研究や実際の活用の進め方について、倫理的・法的・社会的な側面から議論を展開します。      まず、慶應義塾大学の岸本泰士郎先生が精神科分野でのAI応用について紹介します。精神疾患の客観的な診断や、重症度評価は非常に困難です。AIを用いた精神疾患の早期予知や診断、治療法の個別化など、新たなアプローチが紹介されます。  次に、慶應義塾大学の牛場潤一先生が、脳波などの脳活動を利用して機械を操作するブレインマシンインターフェースへのリハビリテーション領域への取り組みについて紹介します。  最後に、東京大学の池谷先生には、脳とAIの新たな共生様式を模索し、脳とAIの機能に再定義を促す新学術分野「知能エンジニアリング」について教えていただきます。    パネルディスカッションでは、こうした医療の課題に取り組む研究者や、ELSI(倫理、社会、法的側面)の研究者が、それぞれの立場で、研究活動の進め方や社会実装に向けての課題について議論します。

座長兼演者:岸本泰士郎(慶應義塾大学・医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座・特任教授)

演者:牛場潤一(慶應義塾大学・理工学部生命情報学科・教授)、池谷裕二(東京大学・薬学専攻医療薬学講座・教授)

討論者:横山広美(東京大学・科学技術社会論・教授)

特設ブログ

 
オンライン 10/12(木)17:00-18:30 「伝える」から「伝わる」へ 科学コミュニケーションの可能性を考える

私たちの社会において「科学」の存在感は増す一方であり、どのように科学を社会に融和させるかは大きな課題となっています。「科学」を伝える機会は様々な場で増えていますが、それは果たして発信者が意図するように伝わっているのでしょうか?このセッションでは、6月に「伝え方—伝えたいことを、伝えてはいけない」を上梓された編集家の松永光弘さんをゲストに迎えて、いつもの科学コミュニケーション談義からは異なる切り口で、科学コミュニケーションの可能性を考えます。

パネリスト:佐伯恵太(科学コミュニケーター)、森田紘平(神戸大学)、松永光弘(編集家)、モデレーター:田中智之(京都薬科大学)

 

オンライン 10/12(木)19:00-20:00 イノベーションを起こすためのGX人材育成

2020年10月の2050年カーボンニュートラル宣言、2021年4月の2030年度温室効果ガス排出量46%削減、さらに50%の高みに向け挑戦を続けるという目標の表明を踏まえ、日本は社会全体で脱炭素に向けた歩みを加速させている。
 脱炭素を経済の成長・発展につなげるための産業のグリーン・トランスフォーメーションに向けた取組を推進するためには、GXを推進するための人材育成の重要性が注目されている。地域脱炭素・循環型社会を構築するためには、さまざまなテーマを繋げ活動全体をコーディネートするマネジメント人材が必要である。こうした人材を育成する為には、カーボンニュートラル技術に関する研究開発をリードすることに加えて、マネジメントスキルや手法等の教育にも力点を置き人材を育成、輩出することが求められている。
 本セッションでは、国内外におけるGX人材育成に関する先行的な取り組みを紹介した上で、GX人材育成に向けて産学連携による取組の方向性や考え方を議論したい。

座長:森本陽介(Deloitte Tohmatsu Science and Technology;有限責任監査法人トーマツ・リスクアドバイザリー事業本部 ガバメント&パブリックサービシーズ・シニアマネジャー)

登壇者:齋藤晃太郎(Deloitte Tohmatsu Science and Technology;有限責任監査法人トーマツ・リスクアドバイザリー事業本部 オペレーショナルリスク・マネージングディレクター)、藤田大地(Deloitte Tohmatsu Science and Technology;有限責任監査法人トーマツ・リスクアドバイザリー事業本部・マネジャー)

討論者:米田展隆(産業技術総合研究所・副研究部長)

 

オンライン企画(10/10-10/13)

2023/10/10 (火)

時刻 会場 企画タイトル
15:00-16:00 オンライン 日本のアントレプレナーシップ教育への提言
17:00-18:30 オンライン ライフサイエンスにおける研究公正を考える
19:30-21:00 オンライン 留学する?しない? ~海外で研究するとは~(JAAS × 文科省 トビタテ!留学JAPAN 共同企画)
17:30-21:00 オンライン オンラインポスターセッション①(コアタイムは17:30-18:30および20:00-21:00)

2023/10/11 (水)

時刻 会場 企画タイトル
15:00-17:00 オンライン 科学をめぐる冒険
18:00-19:30 オンライン 科学とイノベーションをつなぐ(研究・イノベーション学会-JAAS 合同シンポジウム)
20:00-21:00 オンライン 「ChatGPTの支援により科学詩を作ってみよう!」(科学詩研究会)
17:30-21:00 オンライン オンラインポスターセッション②(コアタイムは17:30-18:30および20:00-21:00)

2023/10/12 (木)

時刻 会場 企画タイトル
15:30-17:00 オンライン 心と脳に対する革新的医療技術開発の最前線:AIが拓く精神・神経疾患治療の未来
17:00-18:30 オンライン 「伝える」から「伝わる」へ 科学コミュニケーションの可能性を考える
19:00-20:00 オンライン イノベーションを起こすためのGX人材育成
17:30-21:00 オンライン オンラインポスターセッション③(コアタイムは17:30-18:30および20:00-21:00)

 

オンラインポスター発表

(ONLINE CONFの様子)

 

(2023.9.26、更新2023.10.10)

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