オンライン 10/12(木)15:30~17:00 心と脳に対する革新的医療技術開発の最前線:AIが拓く精神・神経疾患治療の未来
近年、脳科学の発展や人工知能(AI)技術の発展から、これらを結びつける研究が盛んに行われています。本シンポジウムでは、精神疾患、神経疾患分野でAIを活用し治療に役立てようとする研究者が集まり、その最新の研究成果を発表すると同時に、研究や実際の活用の進め方について、倫理的・法的・社会的な側面から議論を展開します。まず、慶應義塾大学の岸本泰士郎先生が、精神医療分野でのAI活用、具体的には疾患の早期発見やデジタル治療などについて紹介します。次に、慶應義塾大学の牛場潤一先生が、脳波などの脳活動を利用して機械を操作するブレインマシンインターフェースのリハビリテーション領域での取り組みについて紹介します。最後に、東京大学の池谷裕二先生が、脳とAIの新たな共生様式を模索し、脳とAIの機能に再定義を促す新学術分野「知能エンジニアリング」について紹介します。パネルディスカッションでは、ELSI(倫理、社会、法的側面)の専門家である東京大学の横山広美先生を交え、それぞれの立場で、研究活動の進め方や社会実装に向けての課題について議論します。
- 登壇者
- 座長兼演者
- 岸本泰士郎(慶應義塾大学・医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座・特任教授)
- 演者
- 牛場潤一(慶應義塾大学・理工学部生命情報学科・教授)
- 池谷裕二(東京大学・薬学専攻医療薬学講座・教授)
- 討論者
- 横山広美(東京大学・科学技術社会論・教授)
- 座長兼演者
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(2023.9.28)